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ハンドベルとは

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「ハンドベル」って?

 「ハンドベル」を定義するとすれば、「手に持つことの出来る大きさの鐘に振り子と取っ手をつけた楽器」となるでしょうか?取っ手(ハンドル)を手で持ち、ベルの中に入っている振り子をベルに当てることで音が出る楽器を総称して、「ハンドベル」と言うようです。


 この「ハンドベル」と呼ばれている楽器は、2種類に大別できます。

 ひとつは、私たちアテンポが使用する「イングリッシュハンドベル」です。イングリッシュハンドベルの特徴としては、振り子が一定方向にしか動かず、持ち方・打ち方によっては音が出ない、音階によってベルの大きさ、重さが違う(基本的には低い音になるほど大きく、重くなる)等が挙げられます。


イングリッシュハンドベル

 さらに、イングリッシュハンドベルは金属部分が非常にデリケートでケアが難しく、さらに値段が非常に高い(1個数万円〜数十万円)という「悲しき定め」を背負っており、とても気軽に扱える代物ではありません。

 そこで、「誰にでも扱いやすいハンドベルを」と、作曲家、鈴木邦彦さんが考案したもうひとつの「ハンドベル」が、「ミュージックベル」です。イングリッシュハンドベルと違い、振り子が全方向に動くようになっているので容易に音を鳴らすことができ、音階による重量の変化もほとんどありません。軽く、値段も比較的安価で、非常に扱いやすい「ハンドベル」であるといえます。

ミュージックベル
ミュージックベル


 さて、それでは私たちアテンポが使用している「イングリッシュハンドベル」はダメなハンドベルなのか?というと、決してそうではありません。イングリッシュハンドベルはミュージックベルよりも重い分、音にも重厚感があり、その音色は「天使のハーモニー」とも称されるほど美しく響きわたります。さらに、大きさもミュージックベルより大きく、見た目にも豪華さがあります。「悲しき定め」を補ってあまりある魅力が、イングリッシュハンドベルにはある、と私は思っています。

 なお、今後のこのページにおける「ハンドベル」は、すべてイングリッシュハンドベルを指すこととします。


 ハンドベルには1音1音違う音が割り振られています。
 ピアノの鍵盤がバラバラになった…と考えればわかりやすいでしょうか?

 これらのベルを演奏者各人に割り振って、曲を演奏するのです。

 ちなみに、アテンポは5オクターブ、61個のベルを所有しています。
 一番高い音が出るベルは重さ300グラム程度ですが、一番低い音が出るベルは3キロ以上の重量があり、演奏はかなりの重労働です。

アテンポの所有ベル
←音が低い                      音が高い→

アテンポの所有ベル
アテンポの所有ベル


 ベルには「C3」「E4」などと音名が書かれいて、そのベルを鳴らすとどの音が出るのか分かるようになっています。
 なお、異名同音(例えば「ド#」と「レ♭」)はひとつのベルに割り振られています。
 (「C#4」と「D♭4」はひとつのベルです。上の写真右側のベルを参照してください)


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